9月14日に「RPA勉強会&相談会」を開催しました。今回は3名の方にご参加いただきました。製造業やバイオ業界で働いている方々がお見えになりました。業界に限らず、RPAは企業経営の「インフラ」的存在になりつつあると感じています。
さて、勉強会の前半では、「RPAの基本」という題名のプレゼンを行っています。RPAの概念や、RPAソフトの種類などの知識が簡単に得られる内容になっています。後半では、UiPathの自動化デモを紹介し、実際にExcelやWebブラウザの操作の自動化に挑戦していただきました。
RPAのエラー対策について
今回は、参加者と一緒に「エラー対策」について色々と議論しました。RPAを活用する上で、エラー対策は欠かせない処理です。ロボットを100回動かした場合、5~10回程度は停止すると考えておく必要があります。RPAはエラー停止するものなのです。
このとき、これらのエラーに対して、どのように対処するべきかが問題となります。大きく2つの方向性があります。一つは、ロボット自身に対応させる方法で、もう一つは人間に対応させる方法です。前者を「完全自動化」、後者を「半自動化」と呼ぶことにします。
「完全自動化」を目指す場合は、ワークフローの開発時に多くの例外処理を組み込む必要があります。当然、その分、開発コストが高くなります。また、人間が対応する必要がないということは、ロボットが人間の仕事を奪うという捉え方もできます。
「半自動化」を目指す場合は、最小限の例外処理を組み込むだけでよいので、開発コストを低くできます。この場合は、人間が停止したロボットのサポートを行うため、人間の雇用は維持されるでしょう。
では、どちらがよいか。この問いに明確な答えはありません。企業の資金力や、人間の雇用などを経営者がどのように捉えるかによって、取る手段は異なるでしょう。永遠のテーマと言えるでしょう。
RPAを始めてみたい方、お気軽にご参加ください。お申込みはこちらからお願いいたします。個別のご相談やお問い合わせなどもお気軽に。